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2003年9月25日

昨日の夜の大事件

昨日の夜、LinuxWorldの帰りに晩飯を食べ、ほろ酔いの良い気分で帰路についていた。終電も近く、日付が変わろうとしていた時、俺は小田急の下り各駅停車の電車の中だった。スーパーで買ったTVBros.を読みながら、町田までのんびり帰るつもりだった。
ちょうどTVBros.の「ごっつええ感じ」のDVD発売記念特集で、キム兄やんと板尾のインタビュー記事に目を通している所だった。「ごっつ」を支えた2人のインタビューを眺めながら、懐かしい「ごっつ」のコントを思い出している時、車内放送が流れた。
"五月台〜、五月台〜、次は栗平に止まります"
??五月台なんて駅名は聞いた事がない。新しくできた駅?そんな馬鹿な。ふと窓の外を見渡すと、見た事もない景色が広がっていた。駅の標識を見ると、隣の駅に新百合ヶ丘と書いてあった。そう、俺は、間違って小田急多摩線の各駅停車唐木田行きに乗っていたのだった。
とっさに、電車から降りたが、いいようのない不安が俺を襲った。この電車自体、多摩線の終電だったからだ。急いで逆方向の電車で新百合ヶ丘に帰っても果して淵野辺までの終電に間に合うだろうか?時計の針は既に12時を越えていた。
走って階段を駆け登り、そこで俺は再び、愕然とする事になった。
反対側のホームに向かう途中の廊下の真中に「本日の上り線は終了致しました」という看板が置かれていたのである。
もうこれは一刻を争う事態となった。所持金から考えても、残された道は、タクシーで最寄りの小田急小田原線の駅に行くしかないのである。改札を出て走って駅前の大通りを探した。しかし、この五月台と言う駅は、駅にロータリーもなければ、タクシーの走ってそうな大通りもないのである。よりによってこんな駅で降りる事になるとは。俺の焦りは頂点を向かえていた。早くしないと、終電に間に合わない。
頭の中では冷静に、どうにか家に帰る別の方法を考えようとしていたが、どう考えても、金銭的、肉体的コストの大きなプランしか思い付かなかった。
一人で悩んでいても仕方がない、とりあえず、今は急いでタクシーを探そうと駅まで戻り駅員に聞く事にした。駅員にタクシーについて聞くと
「そうなんですよ、ここじゃ、捕まらないから、直接電話してください」
と言う答え。タクシー会社の電話番号を受け取り、急いで電話した。程なくしてタクシーは到着したのだが、俺にはとても長い時間の様に感じられたのは言うまでもない。
こうして呼んだタクシーは迎車扱いになるので、ますます、所持金との兼ね合いが厳しくなった。小田急、横浜線、に乗る事を考えると支払える金額は1300円が限度だった。運転手さんに最寄りの小田急の駅へ、1300円で行ける所まで行ってくれと言い、恐怖のドライブが始まったのである。もしかしたら、全く人気のない道で降ろされるかも知れないのだ。
運転手さんの「多分大丈夫だと思いますけどね」の一言に幾分救われた気持になった。が、安心はできない、iモードによると終電は、新百合ヶ丘0:25だった。
5分程走ると柿生の駅が見えて来た。とりあえず間に合いそうである。1300円を支払い、急いで切符を買い、終電を待った。
何とか、家に帰れる安心感から、どっと疲れた気分になった。今あったこの出来事を誰かに言いたくなって、とっさに彼女に電話した。

俺一人が、こんな苦労をしてここまでたどり着いた事を、終電の乗客は誰一人として知らず、のんきに家に向かっているのだ。終電に乗る客を見ながらそんな事を考えながら、再び、TVBros.をバックから取り出した。

Posted by shogo at 2003年9月25日 23:48

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